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2017-04

母さまは、ドライブがお好き! - 2012.09.28 Fri




暑かろうと、寒かろうと、髪の毛は伸びる!
おっ母さんの頭も、ここんとこ、だらしない状態になり果てておりましたので、いつもの通りに、パーマネントをかけに古巣の美容院まで.....。

●時に、この美容院。「美容院」と言うより、「パーマ屋さん」と言った方がピッタリくるような、レトロな雰囲気のお店なんです。今はもう、どこぞの博物館にでも行かないと見られないような、履物をぬいで上がって行く、昭和の臭いそのままのお店。住宅街の細い路地に面していて、駐車場がありません。ご近所の、おなじみさんが、ぽつりぽつりとやってくる、そんなお店なので、駐車場なんて必要ないんですね。

●なので、いつも私は、母をお店に置いて、仕上がるまでの2時間ほどを、ちょっと離れたショッピングモールあたりで時間をつぶしておりました。

●ただ、ここへ来て、作業の後半になると、母は、「具合が悪い」と言い出し、美容師さんが、苦労していらっしゃる様子なんです。確かに、同じ姿勢で、2時間余り、雑誌を見た所で、何がなんだかわからない母にとって、みの虫状態で、おかまの熱風を当てられているだけで、軽い熱中症になってもおかしくありません。
なんとか、車を停める場所を確保して、今回はずっと付き添うことにしました。

●出だしは順調。カットが終わり、ロットが巻かれ始め、私と先生の無駄話が延々と続く中、母は、平常心を保っておりました。ところが、その後、“おかま”がセットされて、熱が当てられ始めて、しばし....。「具合が悪い」が始まりました。「まだ長くかかるの?」「具合が悪〜い!」例によって、言ったはなから忘れますので、2分おきに繰りかえされる訳です。

●ケープ類を最小限にして、涼しくしてやり、うちわで扇ぎ、濡れたハンカチで、顔を拭いてやり.....。
仕舞には、飴をなめさせてみたり......。(笑)

●ほんの数分、時間かせぎができたものの、まだまだ2液をつけるタイミングではないらしく...。
とにかく、本人は、横になりたい。(と判断しました。)楽な体勢になりたい。
おかまをあきらめて、一旦車まで移動。シートを少し倒して、お腹を楽にしてやり、エアコンを効かせて、だまし、だましの十数分。
頃あいを見計らって、先生が2液を持って車まで出庭ってくださり、車の中で、チュピチュピとパーマ液を付けてくださる。不思議な光景ですよ〜! 

●そうしておいて、その後15分は時間の経過が必要だということなので、そのまま、15分のドライブ。コンビニでおにぎりを買って、お昼ごはん。とにもかくにも、車に乗っている時は、ゴキゲンな母なんですから、もう、これしか方法はない!

●今の今まで、しかめっ面をしていた母が、車窓の景色が動き始めた途端、シャキッと普通の表情になり、声にも張りが出て、道中一度たりとも、「具合が悪い。」などと言いません。

●美容院に戻って、ロットを外し、シャンプーする時も、まるで元気! 先生もあきれ顔。
これからは、パーマ液をつけたら、すぐに車に乗っける。30分後に一旦戻って、車中で2液。そのまま、再度ドライブ....。この方法で行きましょう、という、先生からのご提案。そうするしかなさそうです。

●疲れた。お腹が一杯。眠い。たいくつだ。etc.
母に言わせると、どれもこれも、『具合が悪い!』という表現になるんです。知らない人は、ビックリしますよ。
お馴じみさんとはいっても、客ですし、高齢者です。ましてや、認知症です。よく、今まで、丸抱えで面倒をみてくださってなあと、改めて、感謝!

●それにしても、頭にロットと、タオルを巻いたままの老人が助手席に陣取り、明らかに人形とおぼしき犬のぬいぐるみを抱えて走っている風景って、絶対可笑しいよなあ!(笑)




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● COMMENT ●

嬉しそうなお顔です

パーマのあて方が開発されたようで、何よりです。
いつも思いますが、ふりかけ屋さんは娘の鏡です。
頭がさがりますデス。
お母様もちゃんとパーマできて、綺麗になるし
ダッキーと一緒にドライブもできて幸せですよね~。
いっそ、ふりかけ屋さんも一緒に
ロットとタオル巻いてみてはいかがでしょうか!!

そうですね。(笑)

ありりんさん。

>いっそ、ふりかけ屋さんも一緒に
ロットとタオル巻いてみてはいかがでしょうか!!

それは良いアイデアですね。(笑)どうせやるなら、徹底的に......! 

>ふりかけ屋さんは娘の鏡です。

などと、言ってもらって、一瞬気分良くなるのですが、私に限ったことではなく、そういう立場に立たされたら、誰でもそうすると思いますよ。いたって普通のことです。

ただ、気になるのは、廻りの人が異口同音に言う言葉。「娘だからやれるんだよ、これが嫁さんだったら、絶対しない!」 
そんなものなんでしょうかねえ。

すばらしいです!

髪のお手入れが簡単になるよう、お年寄りはみんなショートカットにされてしまいます。しまいにはベリーショートに!おしゃれどころではありません。胃瘻にまでつながれて・・・・祖母はそうでした。
でも、ふりかけ屋さんとこのお母様はなんておしゃれなんでしょう!
それに根気よく工夫しながら付き合っているふりかけ屋さんにも頭が下がります。
きっとお母様のお肌のはりがあって、しみもしわもほとんどない(写真加工してないですよねえ~笑)のは日頃からの努力のたまものだと思います。スキンケアしてるという意味ではなくて、幸せに生活しているとお肌が生き生きしてるっていう意味です。

恐縮です。

ジャスミンさん。

ちょっと誉められすぎです!(笑)

お年寄りが、ある時期にパーマを諦めるのは、あの“長時間”に耐えられなくなってしまうからかもしれませんねえ。母も、正直、限界なのかなあと思うこともあります......。
何度か、「楽だから、短くカットしてみれば。」と言ったこともあるんですよ。
母は、「いやだ!」...即答でした。(笑)

さすがに、96才。しわもしみも目立ってきましたよ。それより何より、腰が曲がって、動きが緩慢になり、うんと老人顔になったなあと思います。でも、年齢の割には、肌は奇麗! 内蔵が丈夫なんですよねえ。
それと、食べ物に神経質ではない。(いろんなことを気にしすぎると、かえってそのことがストレスになって、逆効果なのかもしれません。)

そして、認知症も進んで、な〜んにも分からない代わりに、何のストレスもない! これ、一番かも...!

興味深い記事

先週金曜日の朝日新聞夕刊に ちょっと面白い記述が。
〜〜 人工3万人のエスロブ市(スウェーデン)。案内された認知症のデイサービスでは、
管理者だと思って挨拶した人が利用者だった。おしゃれな服、思い思いの髪型、
延びた背筋、笑顔。誰が認知症なのか、言われなければ分からなかった。〜〜

同市の 高齢者リハビリ部門の責任者の弁「安心して過ごせれば、認知症の人は
自分の力を発揮できる。人と話し、体を動かす。居心地良くすることが何より」

パーマを掛けたい気持ちがあるうちは、大変でも古巣通いかもしれませんネ(^_-)

さすがに北欧。

mayumiさん。

分かります。病人、廃人扱いをせず、その人生をリスペクトするべく、どんどん話をしてもらうと、当時、その人が得意だったことなんか、率先してやってくれたりするそうです。(デイサービスの現場でも、同じようなことがあるそうです。)
その事を、廻りが喜んでくれたり、誉めたりしてあげれば、それこそ、生きている証。心身ともにイキイキしてくるの、分かります。 心の緊張をほぐしてあげて、....そうか、やっぱり運動も必要なんですね。

介護に関してのノウハウも、さすが北欧。 進んでますねえ。

はい。古巣通いは、まだ当分続くだろうと、覚悟はしております。(笑)


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