100歳! - 2016.09.16 Fri

きのう。9月15日。母、100歳になりました。
少し前までは、大げさでなくても、何かしらのイベントをと考えてもいたんですが、結局のところ、何事もなく、あっけらかんと、普段どおりの一日が過ぎて行きました。 ゲ・ン・ジ・ツ・ハ・コ・ン・ナ・モ・ノ・ダ!
言い訳。
母が88歳になった時、(喜寿のお祝い)親しくして頂いてるご近所さんに、お赤飯を配ったんです。そうしたらば、やれご祝儀だ、お花のプレゼントだのと、かえって先方に気を使わせることになってしまって、私、おおいに反省をいたしました。内輪の些細なイベントに、他人さまを巻き込むのは、良くない。
今の母には、普段どおりが一番!
外出も、いよいよシンドクなってきましたし、食べられないものも出てきましたし。
第一、何をお祝いしているのか、当の本人が分からない。おまけに、すべてのことを瞬時に忘れてしまう。(笑)
好きなだけ寝かせて、いつもの通りにごはんを食べて、夕飯時に、小さなケーキをひとつだけ買ってきました。
そうそう。そのケーキ屋さんで。
いつも買う、数字型のロウソクをレジに持って行くと、”その数”に気がついてくれた店員さんが、「え、100歳なんですか? お元気なんですか? それはおめでとうございます。」と声をかけて下さいました。
こういうのって、うれしい。私の誕生日ではないんだけれど、何やら誇らしい!
なにはともあれ、おっ母さん。おめでとネ!
現状を受け入れること。 - 2016.07.24 Sun

久しく「牛久沼」へ足を向けておりませんでした。
今年も古代蓮が花を咲かせていましたっけ。(目先を変えて今年は葉っぱだけ。いささか地味!)
それにしても、ここ2〜3日、儲けもんの涼しさです。
友人と、「もう、このまんま、秋になってくれても構わない!」「そうだ、そうだ。夏なんて要らない!」などとホザキまくっております。お百姓さん、ゴメンナサイ!
先日、トイレに設置していた介護用の手すりを撤収してもらいました。
これも「現状受け入れ」のひとつです。
もう、母をトイレに連れてくることは無い…と判断しました。
手すりがあっても構わないのですが、これもレンタル品。つまり、介護保険の制度のお陰で、安価な値段で利用させて貰っていた訳です。(1割負担。)残りの9割は「国」が肩代わりをしてくれている訳ですから、必要無いと判断したらサッサとお返しをする。
何年ぶりかに、本来の姿に戻りました。なにやら殺風景です。


その後、母は元気に過ごしております。
それなりに…ですが。
私は私で、見よう見まねだったオムツ交換も、大分手際良くなってきました。
さあ、あと2ヶ月弱で、母様100歳。……イケルな!……
使えるものは、何でも使ってやるもんね。 - 2016.07.09 Sat

母への接し方を「要介護5」バージョンに切り替えました。
結果的に、その方が、介護する方・される方、ラクなのかもしれないと思い始めたり…。
そう決心してしまえば、不思議なもので、頭も身体もスイと切り替わるところが、『B型・ふたご座』の良いところ。
訪問看護の”プロの技”は、見ようによっては、知恵の宝庫でもあり、目からウロコの裏技づくしでもあり。
(ただ、介護用品の値段の高いのには、毎度のことながら閉口します。まずはため息。仕舞には腹が立って来る。)
実は、ここへ来ての再三にわたる誤嚥性肺炎は、母の身体を急激に衰弱させたようで、両方の臀部に褥瘡(床ずれ)を作ってしまいました。ベッドの上での排泄物の処理に加えて、床ずれの治療。一日に最低2度。場合によってはそれ以上。
確かに、力も要ります。でも、ベッドの高さを腰の位置くらいまで高くすることで、介護者の腰の負担がかなり軽減されることを学習。便利な介護グッズも、どんどん試してみています。
時間も手間もかかりますが、やってみるとそれなりに達成感もあって、思っていたほどには辛くない。
だいたい、日がな一日トロトロと眠り惚けているだけの御仁ですから、食べさせて、下の世話をして、基本的にはそれだけ。ひと昔前より、ある意味ラクかもしれません。ものは考えようです。
パーマネントも諦める時期に来たようです。あと3月で100歳ですから、それまでパーマネントをかけてやりたいなと思ってはいたのですが、もう、あの馴染みの美容室の階段が登れそうにありません。
捨てる神あれば、拾う神あり。
訪問美容室です。
美容師さんが、道具を持って自宅まで来てくれます。パーマもかけられますが、この際、短時間で済むカットだけをお願いしました。それとお風呂場でのシャンプー。車いすのままお風呂場に移動して、防水のケープを3枚重ねて髪を洗います。首から下は全く濡れないんですねえ。たいしたもんです。


母は、短い髪が似合うはずだとふんでおりました。私的には、パーマネントよりもこのベリ・ベリ・ショートのスタイルの方が好き。

おっ母さんも、満足そうに見えたので、まあ、良しと致しましょう。
結論!母も私も…ラクです!
捨てよう! - 2016.06.19 Sun

少し前の写真です。
田植えの終わった田んぼは、これでなかなか美しいものです。

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さて、ここへ来て私は、母の部屋のガラクタ整理にいそしんでおります。
模様替えを思い立ちました。
先日、初めて訪問看護のスタッフさんの定期訪問を受けました。
思っていた通り、プロの手際というものは大したものだなあ、とつくづく…。
そして、もうひとつ。ふたり一組での作業…、部屋の狭さ・ベッド周りの窮屈さが気になりました。6畳間に介護用のベッドは、これだけでも場違いなほどに大きく感じるものです。
この他に、(一時は母の定位置だった)籐の椅子や、冬場はなんちゃってコタツに早変わりした、座卓や座椅子。まあ、そんなものが、それぞれにスペースを占領しておりまして…。
考えてみました。
この先、母がこの椅子に座ることがあるだろうか?ここで食事をすることがあるだろうか?
残念ながら、そんな日はもう来ないと判断致しました。つまり、使うことはない。
ならば、捨てる!潔ぎよく、捨てる!
母の6畳間は、腹をくくって、介護専用の部屋にする。ベッド以外はすべて処分することにしました。
ついでに、障子を張り替えました。
折をみて、ふすま紙も張り替えようかな。シミや汚れも目立ってきたし、部屋が明るくなるはずだし。
アイロン貼りとやらにチャレンジしてみようかな。
肺炎・肺炎・また肺炎。 - 2016.06.13 Mon

母が、要介護5になりました!
今現在、立つことができません。
少し前から、軽い肺炎の症状(と私は思っております)が見られ、毎度のことながら、私としてはかなりの“力仕事”を強いられております。(笑)
抗生剤を服用させて、一旦は回復の傾向がみられました。ところが、数日後にはまた同じ症状…です。
排泄物の処理を始め、着替えその他を、すべてベッドの上でという作業は、慣れないことも手伝って、かなりの時間と労力を要します。症状が悪化すると、車いすに座った状態で、身体が傾いてしまうし、食べ物を口まで運ぶことができません。口に入れてやっても、飲み込むことができなくなります。
一番良いのは点滴ですが、病院までの搬送手段が、これまた頭の痛いことでして…。
ここへ来て、急にハードルを一段、いや2段くらい高くされたカンジ。
モタモタ・オロオロの毎日です。
食事中でさえ、気がつくとトロトロと眠り込んでしまう母を見ていると、肺炎もさることながら、いよいよ、身体機能の衰弱が始まっているのかもしれないなと思ったりして。覚悟は出来てるつもりでも、複雑な心境になるものです。

先日「訪問看護」の契約をしました。定期的に看護師さんが様子を見にきてくれますし、病院との橋渡し役もお願いできます。ドクターの往診もお願いできます。自宅での点滴その他の治療行為も可能とのこと。(まだそこまではお願いしておりませんが。)
しかしながら、人間という奴はたいしたもんだと思います。
どんなにモタモタしても、そのうちに慣れるものでゴザイマス。
当初、どちらが前で、どちらが後ろかも分からなかったオムツの交換も、すこしづつ手慣れてきました。
前回3日で回復した症状が、今回は一週間を過ぎても、思ったほどには良くならない。一時的に、悪くなったように思える。だけど、それはそれで、仕方がない。焦らず、もう少し静観しようと思えるようになる。……ウン、なってくる。
今日現在、母はまだ生きております。(笑)
熱も下がってきましたし、ごはんも少しなら食べるようになってきました。
タオルケット一枚でも暑い日が続いていましたが、今朝は雨。またぞろ、布団を出してかけてやりました。
そうそう、先日、どさくさの中、私65才の誕生日をむかえました。